kazokmr's Blog

試したこと、読んだこと、見たこと、聴いたことを書きたくなったら書くブログ

退職しました

年内いっぱいで8年3ヶ月在籍した会社を退職しました。そこで退職エントリーをブログ開設のキッカケにします。

プロフィール
  • エンジニア/プログラマーJava
  • 千葉に住んでる(東京寄り)
  • 今年39歳になった
  • モノ作りが好き

職歴

  1. 商品設計下請けで回路・基板設計:5年
  2. システム開発下請けでSES:3年
  3. ユーザー系情報子会社でSI:8年 (前職)

前職での業務

会社は200人位のSIerで主な事業は「親会社の情報システムの開発と運用保守」と「SI事業」の2つですが、私はそのどちらでもなく「自社開発パッケージの開発・導入・保守」を行うチームに8年間在籍しました。 パッケージソフトは企業向けの情報管理系でしたが、導入企業数も多くなく売上も伸び悩んでいました。

それでも初めては開発経験も乏しいプログラマーでしたので、パッケージが利用するフレームワークや仕組みが学べたので、知識や技術を身につけることもできたし、個人的には充実してましたね。 またパッケージを導入されたお客さんから新規のSI案件を頂くことで新たな技術に挑戦する機会を何度か得られたのも良かったです。

ただ、経験を積むとSIerにありがちなSEとして役割を期待され、いわゆる何でも屋としての業務が増えてきました。そんな業務の中には当然「やりたくない・苦手な」ものもありますので仕事に対するモチベーションが下がり始めました。

またSEとしてプロジェクトの全体を把握できるようになると、仕事の進め方などで改善したいと思うことも出てくるのですが、「会社や上司からの理解が得られない。」「技術的な事で相談や頼りに出来る人がいない」って感じ始めました。

※ちなみに残業時間やそれに対する手当に関しては"健全"でしたので、働いた分の給料は貰っていましたし、そのおかげ(?)で結構な年収額になることもありました。そのせいで転職の際に「これまでの残業代込の年収」と比較してしまいがちで自分の本当の相場がよくわからなくなりましたけどね。

退職理由

カッコよく言うと(?) 「システム開発の考え方に対する方向性の不一致」ですね。

キッカケは、社内で今後の仕事の進め方を検討する機会が何度かあり、その中で「アジャイル」や「DevOps」をキーワードに技術面での改善を提案したのですが、会社から機能改善や売り方のと言ったビジネス面での改善が重要と感じられる対応を取られた事ですね。

また自分の提案も以下のような理由で説得力の無さも実感しました。

  • そもそも自分も会社もその技術に触れたことが無い。
  • 同じ想いを持っていると感じられるエンジニアが少ない。

そんな中で、2016年頃から「Java Day Tokyo」「JJUC CCC」「Developers Summit」などのイベントに参加しセッションを聞いたり、登壇者のTwitterや Blog、過去の登壇資料を追う事で、色々なことを知ることが出来たし、アウトプットの重要性に気づくことが出来ました。またこのような活動に積極的な会社でなら自分がやりたい事や想いを実現出来ると感じました。

退職を考えるきっかけは「会社に対する不満」でしたが、このような出会いを重ねた事で『やりたい事をより具体的に出来たし、自分に足らないことも見つけられた』『エンジニアの繋がりが大事だし、会社が違っても繋がっていられる』ことに気付き前向きな気持ちで退職を決意できました。出会う前に辞めていたら、自分が望む転職先も見つけられず、きっと転職を後悔したかもしれません。

来年から

独立系ツールベンダーでプリセールスを担当予定です。 詳細は1月になって仕事が始まり、少し落ち着いてからアップしたいと思います。

最後に、ブログは初めてでしたし、元々言いたいことを伝えるのが下手だと自覚しているので、あまりいい文章では無いし、ちゃんと伝えられたかは不安ですが、続けることで"伝え方"も磨いていきたいと思います。

それでは良いお年を。